突然ですが、質問です。
「社内において、あなたは上司(部下)との報連相は大切だと思いますか?」
この質問に対して、ほぼ全員が「当然」と答えるかと思います。
もちろん私もそうです。
会社間での報連相は、物事を円滑に進めるためには必要不可欠なものでありますし、大きなトラブルになることを未然に防ぐことにも繋がりますので非常に大切であると言えるでしょう。
ではもう一つ質問です。
「会社間と夫婦(家族)間での報連相、どちらの方が大切だと思いますか?」
もしこの答えが「会社」だという方は、今この時から改めてください。
全てにおいて優先されるべきは『夫婦間の報連相』です。
周りの友人や知人の話を聞いてみると、夫婦間の報連相が上手く機能していないことが原因で会話が減った方、もっと酷いケースですと離婚してしまった方もいるそうです。。
巷で、離婚する原因で最も多いのは「性格の不一致で~」なんて話をよく耳にしますが、これも全て夫婦間の報連相が上手く機能していないために引き起こされる要因に過ぎません。
なぜ夫婦間の報連相が大切なのか、、、
この記事では、
- 夫婦間の報連相を蔑ろにした結果もたらされる末路
- 婦間の報連相が機能することでもたらされる恩恵
上記の事が学べます。
特に「俺はお金を稼いできてるから大丈夫」「愛情はお金で買える」と思ってる旦那さんには見ていただきたいです。
それではどうぞ!
そもそも報連相とはなんぞや?
「報連相(ほうれんそう)という言葉を知っていますか?」という質問にはほぼ全員が「はい」と答えると思いますが、「報連相の意味を説明できますか?」という質問に正確に答えることが出来る人は少数だと思います。
報連相は、「報告」「連絡」「相談」の略称になりますが、それぞれを簡単に説明すると、
- 報告・・・頼まれたことに対して説明し共有すること
- 連絡・・・ある決まった事柄を相手に伝えること
- 相談・・・他の人に意見を求めたり話し合うこと
といった意味になります。
もう少し分かりやすく、ビジネスという枠組みに当てはめて考えてみましょう。
例えば、上司Aと部下Bがいるとします。
上司Aは部下Bに1週間後の会議で使う資料の作成をお願いしていたとしましょう。
~報連相のできない部下Bの場合~
この後上司Aにこってり絞られ2人仲良く?残業したことは想像できますが、
部下Bの反省点としては、
- 任された仕事(資料作成)の進捗状況の”報告”を怠ったこと
- 同僚Cが体調を崩して仕事が増えてしまったという”連絡”を怠ったこと
- 早い段階で終わらないと判断した時に上司に”相談”しなかったこと
といったことが挙げられます。
上記の反省点を踏まえ、もう一度先ほどのやり取りを考えてみましょう。
※上司Aには逐一進捗の報告をしている前提になります。
(期日3日前)
どちからが良いかは言うまでもありませんよね?
夫婦間の報連相の重要性
報連相の重要性が分かったところで、本題でもある「夫婦間の報連相」について考えていきたいと思います。
早速ですが、1つ私の実体験を語らせてください。
会社の上司Aに「良かったら今日飲みに行かないか?」と誘われ2つ返事で快諾し、そのまま妻に”連絡”をせず飲みに行きました。
妻に一言言っておいた方がいいかなという気持ちもありましたが、今日初めてじゃないし「分かってくれるだろう」と安易に考え、途中”報告”もすることなくそのまま深夜まで飲むことに。
上司からも「こんな時間まで大丈夫だった?」と心配されたものの、「大丈夫です!その辺妻も理解してくれてるので!」と根拠のない返事を返し、翌日が休日だったこともあり、妻に”相談”することなく次のお店をハシゴし、結局朝帰り。。。
家の扉を開けた時、普段は寝ている時間帯だったにも関わらず妻が起きており、涙顔で腫れた顔でビンタをされ、トドメに「いつまで1人の気分で生活してんの?私ももう疲れたからどうぞ1人で生活してください」との言葉を残し、そのまま子供を連れて実家に帰ってしまいました、とさ。
、、、こうやって言葉に起こしてみると、どれだけ身勝手なことをやっていたのかと自責の念に苛まれます。。
(余談ですが、当時の私は素直に謝れず、仲直りする上で一番やってはいけない塩漬けをやってしまい、その後2ヵ月近く帰ってこなかったことは、今は妻との酒の肴になっていますw)
このお話しの問題点としては、
- 上司に飲みに誘われたタイミングで、妻に飲みに行く旨、大まかな帰宅時間を伝えるべきだった(連絡を怠った)
- 予定していた時間が伸びそうだなと思った時点で、妻に「今日A時に帰る予定だったけど、B時くらいになりそう」と報告するべきだった
- 上司から二軒目の話が出た時点で、「上司からもう一軒誘われちゃったんだけど、このまま飲んできてもいいかな?」という相談をすべきだった
といったことが挙げられます。
もし「ん~、そうは言ってもしょうがないところもあるしな~」と納得できない人がいるとしたら、逆の立場になって考えてみてください。
いつもなら帰ってくる時間に帰ってこない。
「残業でもあったのかな」と思い、とりあえずご飯の時間まで待ってみるも音沙汰も無し。
「何かトラブルに巻き込まれたのかな?」とさすがに心配になりLINEをするも既読すらつかない。
心配ではあるものの子供に気取られないようにと、不安を押し殺して子供のご飯、お風呂、寝かしつけをする。
深夜になっても帰ってこない。「もしかしたら残業ではなく他の女の人と会ってるのでは?」「本当に何らかのトラブルに巻き込まれたのか?」「何か後ろめたいことがあって帰ってこれないのか?」普段は考えないことが堂々巡りで不安となって押し寄せて眠るどころではない。
やっと帰ってきたかと思えば、特に悪びれる様子もなく「あれ?まだ起きてたの?寝ててよかったのに」と一言。
これを何事もなく許すという選択ができるのだとすれば、最早私からは何も言うことはありません。
少なくとも私は”ブチ切れる”という選択肢1つしか思い浮かびませんでした。(妻からはお前が言うなと言われそうですが。。)
まとめ|one for family,family for one
今回は、夫婦間における報連相の重要性について解説しました。
実は先ほどの会話の中に今回お伝えしたい”本質”が隠れていたのですが、
『家庭を持った以上、あなたの人生はあなただけのものではない』
ということを忘れないでください。
人生の苦楽を共にする唯一無二のパートナーが夫婦であり家族です。
この言葉を”本当の意味”で理解できたなら、報連相が本当に大切な相手は誰だか、もうお分かりですよね?
最後までお読みいただきありがとうございました。