ほんの数分前まではにこやかに話していたのに、ふと妻を見ると何故か不機嫌に、、
、、え?この数分間にいったい何が??
「なんか怒ってる?」と聞いても「別に、、、」と言うし、特に触れないでいるとさらに悪化し長時間(下手すれば何日、何週間にも)の無視モードに突入。こうなるとどれだけ謝っても許してもらえないどころか口すら聞いてもらえず、精神的にも疲弊し仕事も身が入らない。。。
これを読んでるあなたにもそんな経験あるのではないでしょうか。
妻が突然不機嫌になった時に”絶対に”やってはいけないこと、、
それは『塩漬けすること』です。
塩漬けとは金融用語の1つなのですが、簡単に言うと、将来良くなると期待して静観(何もしない)ことを言います。
大事なことなのでもう一度言いますが、塩漬けだけは絶対にやらないでください。
世の中には時間が解決してくれることは数多くありますが、こと妻の不機嫌だけは時間が解決することはありません。
「いや、うちの家庭は放っておくと機嫌直ってるから大丈夫だよ」
という声も聞こえてきそうですが、それは機嫌が直ったわけではなく、単に言っても無駄だろうと“諦めた”だけに過ぎません。
そういった諦めが積もりに積もって、最終的には会話もなくなり、ATMパパの完成です。
※ATMパパとは、妻(家族)から愛情の一切を求められることがなくなったお金を稼いでくるだけの存在の造語です。
そこで今回は、
- 突然不機嫌になる妻の心理
- どうすれば泥沼の長期戦になることなく機嫌を直してもらえるのか
といったことを、自分の体験談を交えてお話ししていこうと思います。
それではどうぞ!
妻の不機嫌は“突然”ではなく“必然”である
もったいぶらず答えを言いますと、突然にと感じる旦那さんの皆様、、、
それはただの勘違いです。
少し考えれば分かる事なのですが、不機嫌になるということはそこに「何かしらの(不機嫌になった)理由」が存在します。読者様も何の理由もなく突然怒り出すなんてことはないですよね。
(もし本当に突然不機嫌になったのだとすれば、それは何らかの精神的な病気を抱えている可能性があるので病院に連れていきましょう。)
1つ例を見てみましょう。
以上の会話ですが、一見してみると妻が突然不機嫌になったように見えなくもないですね。
でも間違いなく夫側に非があることは明白で、この会話から3つの要因が考えられます。
要因①そもそも会話をしていない
妻の話していることに対して“返事”はしているので、一見会話をしているように感じます。
もちろん時と場合にもよりますのでこれが間違ってると言い切れない部分ではありますが、少なくとも夫婦に共通する話題(家族や育児に関することなど)は「会話=心のキャッチボール」をすべきでしょう。
先ほどの例文に当てはめてみると、
妻は子供の成長(=夫婦共通の話題)に共感してほしいと思い、夫であるあなたに話をしたわけです。なのに、あなたが返した返事は「そうなんだ」「すごいね」といった一言で完結してしまっている(=キャッチボールができていない)ことが妻の機嫌を損ねた、という風に見て取れます。
要因②聞く耳を持っていない
よく「会話をするときは相手の目を見て話しなさい」という教えを耳にしますが、会話においてこれほど重要な要素は他にありません。
「相手の目を見る=会話をする姿勢」といっても過言ではなく、もし何かをしながら話をするというのは「あなたと会話をする気はありませんよ」と言ってるようなものです。
先ほどの例文はまさに私自身の体験談なのですが、当時の私はスマホをいじりながら話をしていたため、妻が不機嫌になったのは自明の理と言えるでしょう。
要因③感情のズレ
夫婦の会話を見てみると、妻が興奮気味に会話しているのに対して、夫の方は感情の起伏がない平坦な話し方をしています。
言うまでもないことかもしれませんが、楽しく話しているのに冷たくあしらわれたら当然良い気分にはなりません。
ミラーリングという心理テクニックがあるのですが、相手の動作や行動、感情などに同調(真似)することで好感を得るというもので、
例えば、
- 相手が楽しい口調で話しているときはこちらも楽しい口調で返す
- 真剣な相談事だったら真剣な態度で聞く
- 相手が座って話しているときはこちらも座って話を聞く
- 相手が悲しい表情なら自分も悲しい表情に
などなど…
これに関しては要因①、②で挙げたことと同じような意味合いになりますね。
相手が話しているときはこちらも話を聞く姿勢に、相手の目線がこちらに向いてるならこちらも目線を合わせて話を聞く、といった感じになります。
ミラーリングは、「誰にでも」且つ「今から」使える上に絶大な力を発揮するテクニックになりますので、ぜひ今日から意識して使ってみてください。
以上の3つの要因を踏まえ、先ほどの例文に当てはめてみると、
改善前と後、どちらが良いか言うまでもないですね。
最大の禁忌「塩漬け」することのリスク
大切なことなのでもう一度言いますが、もし機嫌を損ねてしまった場合の手段として、塩漬けだけは“絶対に”やってはいけません。
※塩漬けとは、将来良くなることを期待して何もしないことを指し、要は“現実逃避”です。
10年間の結婚生活を通して最も愚かな過ちを挙げるとしたら、自信を持って塩漬けしたことと答えます。
家庭を持つ世の男性は「時間が経てば怒りも収まってくれるだろう」と安易に塩漬けを選択しますが、妻からすればそれは怒りの助長でしかなく、さらに長期戦になることは必至です。
男女の本質的な性格の違い
なぜ塩漬け行為がだめなのか、
これには男性と女性の性格的な違いが関係してくるのですが、
- 男性→熱しやすい&冷めやすい。感情的な行動に出やすいが同時に冷めるのも早いので、良くも悪くも感情を引きずることがない。
- 女性→熱しにくい&冷めにくい。感情を溜め込むので良い事も悪い事も全て記憶として残り続ける。
といった違いがあります。
「カッとなって感情的になってしまった」「昨日喧嘩したけど原因を覚えていない」「考える前に行動に移している」というのは男性に多く見られる傾向で、端的に言えば「単純」です。(子供っぽいともいえる。。)
反面、女性に多く見られる傾向として、「感情的冷静的」「“今”何もなくても“過去”の出来事を思い出して不機嫌になることもある」「突発的な行動を避け総合的に判断して行動する」「蓄積したものが何かの拍子で爆発する」こういったことが挙げられます。
それを踏まえて妻が不機嫌→塩漬けを選択した場合の流れをまとめますと、
夫・・・地雷を踏む
↓
妻・・・不機嫌になる
↓
夫・・・何で不機嫌なのか分からずダンマリ
↓
妻・・・さらに不機嫌になる
↓
夫・・・ここでやっと「何かあった?」話しかける
↓
妻・・・不機嫌がさらに加速
↓
夫・・・どうしていいか分からずまたダンマリ
↓
数日~数週間の長期戦に突入。。。
この流れを見てドキッとした方も多いのではないでしょうか。
このように、塩漬け行為(=現実逃避)は妻の不機嫌を助長させるだけに過ぎず、例えその場を逃れても、遅かれ早かれ「生き地獄」を見ることになるで絶対にやめましょう。
妻の不機嫌を回避する合言葉は「先手必勝」
妻を不機嫌にさせないことが一番の最善策ですが、どうしても避けられない場面に出くわすこともあるかと思います。
そのときは先手必勝、余計なことを考えず“最短最速”で妻の機嫌を直すことだけに全ての力を注いでください。
くれぐれも後回しにしたり、「今他のことで忙しいから、、、」と言い訳しないでくださいね。
妻の不機嫌になるパターンは人の数だけ存在するため「これが解決策!」という答えを提示することはできませんが(というより誰にもその答えは分からない)、どのパターンにも共通する“必ず”実践すべき2つのことがございます。
①形だけの謝罪はNG。誠意を持って謝ること
当然と言えば当然の話ですが、実際には中々自分の非を認めることができず謝罪できないというのが実情です。
ここで大切になってくるのは「誠意」という部分ですが、この部分をはき違えて「不機嫌っぽいからとりあえず謝ろう」で謝罪すると、火に油を注ぐ結果になり、さらに悪化させるだけになってしまいます。
ただ謝ればいいという話ではありません。
まず何が原因で不機嫌になったのか、そこを深掘りすることで初めて“誠意”に繋がり「意味のある謝罪」となることを腑に落とし込んでいただければと思います。
ただ、深掘りする過程の中で「どうしても原因が分からない」という現場に出くわすことがあるかと思います。
その時は、潔く妻に何が悪かったのかを聞きましょう。
直接話しかけても無視されるようならLINEやSMSなどで間接的に聞くのもありです。
(ちなみにですが、私の妻は頑固なところがあるので、一度不機嫌になると話を全く聞いてくれなくなります。。その時は直接謝罪をした上でLINEで間接的にも聞くようにしています)
②絶対に言い訳をしない
先ほど女性の性格に関する話の中で「溜めるだけ溜めて何かの拍子で爆発する」とお話ししました。
この話には続きがありまして、
男性と違い堪忍袋の緒が切れて突然怒り出すということは極めて少なく、第一段階として不機嫌(態度や行動に出始め無視するようになる)になります。
そこから第二段階で爆発する(言動に現れる)という流れなのですが、原則機嫌を直してもらうには「必ず第二段階を経由する必要がある」ということを覚えておいてください。
当然ながら、溜まったストレスというのはどこかで“発散”しないと解決しません。特に怒りからくるストレスは何かで代用することはできなく、(怒りの原因である)当事者にぶつけて初めて根本的な解決となります。
それを踏まえると、妻の不機嫌を解消するには当事者であるあなた自身が爆発を受け止める必要があるというわけなのです。
「どっちにしても怒られるのか。。」と思うかもしれませんが、こればかりはしょうがないとしか言えないです。
ただ逆にいえば、妻の不機嫌レベルが第一段階から第二段階に移行したのだとすれば終わりが(不機嫌の解消)近いとも言えますね。
この第二段階目においては、“絶対に”言い訳せず全て受け止める姿勢というのが何よりも大切になってきます。
妻の怒りが爆発した際、今回のこととは関係ない過去の出来事を掘り返して怒ってくることや理不尽な罵りを受けることもあるでしょう。
それでも言い訳や反論をしてはいけません。
少しでも反論しようものなら、また一からやり直しです。
少しでも喧嘩を長引かせたいM(マゾ)の方なら別ですが、最短最速での解決を望むなら『男なら黙って受け止めろ』です。
まとめ|塩漬けダメ、ゼッタイ
妻が突然不機嫌になる原因と解決法について解説しました。
まず今この時から「突然に」という認識は改めましょう。
何の理由もなく突然怒り出すなんてことはありませんし、怒るということは何かしらの直してほしいところがあるから怒るのです。
むしろ、怒ってくれることに感謝しましょう。
怒ってくれるのは、まだあなたに直してほしいと期待してくれている証拠なのですから。
最後まで読んでいただきありがとうございました。